高血圧はなぜ悪いのでしょうか?


掲載日2015-05-20

 血圧とは、血液が心臓から押し出されて血管(動脈)を通る時、血管にかかる圧力のことです。高血圧では常に血管に圧力がかかることで、血管が傷つきます。その結果、動脈硬化が起こりそのため、血圧はさらに高くなって、狭心症や心筋梗塞、脳出血、脳梗塞になりやすくなります 高齢者の高血圧の特徴は、動脈が硬くなることで、上の血圧が高くなりやすいです。また、心臓から押し出される血液の量が変化することで、血圧が変動しやすいといわれています。

そのため、急に立ち上がったり、少しの脱水や食後に血圧が下がりやすくなり、場合によっては、意識を失うこともあります。そして、早朝の血圧が高い 夜間の血圧が下がらないことが、心臓や脳の血管に負担をかけ、合併症を引き起こす原因になりやすいといわれています。

早期高血圧の2つのタイプ

もともと血圧は体が目覚めるための準備を行うために、起床前から徐々に上昇し始めます。 高血圧の人は過度に上昇しやすいのが特徴で、これを早朝高血圧(モーニングサージ)と呼びます。主に2種類あり、朝目が覚めると同時に急激に上がるタイプと、もともと夜間の血圧が下がらないタイプがあります。

上図より、日中の血圧は問題なくても、早朝は血圧が上昇している場合があります。 これより、少なくとも早朝高血圧を記録しましょう!

早朝は特に脱水により血の塊ができやすい時間帯でもあり、また、血圧の急激な上昇によって血管が破れたりすることで、脳卒中や心筋梗塞などの怖い病気が起きやすいといわれています。上のグラフでも分かるように、脳卒中と心筋梗塞は午前6時から12時までに起こりやすいことを認めています。(※詳しいグラフはこちら)また、1日の血圧の差が大きい人は、脳卒中や心筋梗塞になりやすいデータもあります。

以上より、高血圧が気になる、もしくは高血圧の薬を内服している人はできたら朝の血圧を測っていただくことをお勧めします。 (朝はいそがしいですから、必ずしも朝でなければということはありません、まいにちでなくても、患者さんに応じて週に2、3回でも構わないと考えます)


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