掲載日: 2018-09-10

配合薬

配合薬とは

配合剤(エクメット リオベル メタクト ソニアス グルベス スージャヌ カナグルなど)とは?糖尿病の方は、高血圧や脂質異常症、高尿酸血症など合併している方が多く、そのため内服薬の数が多くなりがちです。内服薬の数が多くなることは、内服アドヒアランス(間違えずきちんと内服できる)が下がりがちです。

 そのため、内服薬の粒の数を減らすことも狙い、2種類の薬を1剤形にまとめてしまう配合剤を利用することがあります。ただし2種類の薬が配合されているだけに少し注意も必要になります。まとめてみました。

エクメット(エクア+メトグルコ)
メトアナ(スイニー+メトグルコ)
イニシング(ネシーナ+メトグルコ)
リオベル(ネシーナ+アクトス)
メタクト(メトグルコ+アクトス)
*休薬しても急に病態が悪化する危険は少ないでしょう。低血糖の危険は少ないと考えられます。

エクメットLD
エクメットHD
メトアナHD
メトアナLD
リオベルHD
リオベルLD
メタクトHD
メタクトLD
イニシンク

ソニアス(アマリール+アクトス
*スルホニルウレア剤(SU剤)であるアマリールが配合されているため、スルホニルウレア剤に即した対応が必要と考えます。(スルホニルウレア剤参照)

ソニアスHD
ソニアスLD

グルベス(グルファスト+ベイスン)
*速効型インスリン分泌促進剤であるグルファストが入っているため、速効型インスリン分泌促進剤に即した対応が必要と考えます(速効型インスリン分泌促進剤参照)

グルベス

カナリア(カナグル+テネリア)
スージャヌ(スーグラ+ジャヌビア)
トラディアンス(ジャディアンス+トラゼンタ)
*SGLT2阻害薬であるカナグル、スーグラ、ジャディアンスとDPP4阻害薬テネリア、ジャヌビア、トラゼンタの合剤になります。 DPP4阻害薬はあまり副作用や低血糖は起きにくいのですが、SGLT2阻害薬については、水分がとれないときや下痢、嘔吐など脱水になりやすい時は中止する必要もあるので内服している方は注意が必要です。

カナリア
エクメットHD
トラディアンスAP
トラディアンスBP

港南台内科クリニック