地域で生きる みなで作り上げる『つつがなく生きることのできる社会』


掲載日2018-11-07
地域で生きる みなで作り上げる『つつがなく生きることのできる社会』に 地域の皆に広く知ってもらうことの意味

最近 研鑽のためや世話人、委員として出席している会合で、『みなに知ってもらう』というキーワードを全く違う病気や病態の勉強会の会合、それぞれ違う立場の演者なのに、同じようにたびたび聞くようになりました。1対1でなくより面、立体的に捉えたうえでの病気、疾患の認知、啓蒙がより大切になってきていることを感じています。

糖尿病

糖尿病はじつはメタボリック健診や糖尿病についての啓蒙が進み最近では実はその患者さんの増加スピードは鈍化しています(年齢別の人口動態との兼ね合いもあると思いますが)

またBMI(体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数)簡単に言えば肥満度が最近では、女性、男性とも改善傾向であります。ひとえに メタボリックという今なら知らない人がいないくらいの啓蒙と健診の結果と考えられています。

認知症

認知症は2004年から始まった認知症を知る運動 オレンジプラン、新オレンジプランの計画のもと 啓蒙の工夫が進んでいます。私の取り組んでいる認知症カフェもその一環です。認知症の診察をしていてとても痛感するのは、家族の認知症への理解不足 そのため早期受診につながらない、(もっと早い時期に気づき連れてきていただいたらまだやりようはあったのに、、、)という悔しさ、また地域住民の認知症への理解→その地域の地域力また医師の認知症への理解力がまだまだと感じます。

地域の中心にある商業施設の広場にて、認知症カフェを行いました

逆に、もしいまより認知症の理解が進めば、間違いなくより良い社会になるのではと感じることが実際多々あります。そんななかので認知症の認知のため(これ自体『認知症を認知しよう』は 小田原医師会と小田原の武井先生を中心として作られた素敵なスローガンです 武井先生パクッてすみませんm(__)m)の横須賀での試み 横須賀では私も手伝っている汐入メンタルクリニックの阿瀬川先生を中心に横須賀の文化の一部として認知症を組み入れて、地域として支えていくために広報、啓蒙活動も含めいろいろされています。

横須賀でのRun伴+三浦半島の試み

糖尿病腎症

少し話が戻りますが 糖尿病の合併症として生じる 糖尿病腎症についても、昨年くらいから本格的に啓蒙活動が始まりました。糖尿病→腎症→透析による本人に大変さ また社会の不利益は計り知れません。これも啓蒙 もっというと広告医学がとても必要ではないかと感じます。

脳卒中

脳卒中についても、特に現在は脳梗塞については、発症初期に見つけ、適切な加療をおこなうことができれば、後遺症もなく元の生活に戻ることも可能になっています。そうなると何が重要になるかというと、いかに早く、家族や周りの人がその人の脳梗塞に気づき、すぐに救急車を呼び、さらに救急隊員も迅速に脳梗塞の加療のできるところの搬送できるか?ということが大切になります。

いかに初期で受診してもらい、すぐに加療につなげられるかどうかがその人の、家族の人生を変えるのです。ですので現在、地域の救急隊員への教育、また一般の方々への脳梗塞の症状、対応にたいする広報 啓蒙に力が入っています。

深部静脈血栓症

さらに以前 サッカー日本代表FWだった高原も患ったことで有名になり、新潟の長岡の地震の際にも問題になった、いわゆる『エコノミークラス症候群』『深部静脈血栓症』に関しても昨今頻発している災害時、同じ姿勢でじっとしている 車の中で寝泊まりするうえで生じる可能性が上がるわけですが、そんな際に皆に検査、予防のために薬を投与することは、実際不可能であり、でも始めの一次災害で助かった命を、失うことの不幸のないようにするには、結局 足を動かす、脱水に気を付ける、症状が出るようならすぐ相談するなどの、啓蒙が皆に理解してもらう必要があるわけです。それにより 予防の運動を自発的にすることが可能になり、救われるわけです。

啓蒙というのことはおこがましいですが、『みなに広く知ってもらう』まあこれを啓蒙というわけですが、その方法として私の尊敬している身近な先輩医師も中核になっている 『AD‐MED 広告医療 』はとてもたいせつなのではないかと 再認識した最近です。


糖尿病について最初のお話

糖尿病とは、からだを動かすエネルギー源となるブドウ糖が、エネルギーを必要としている細胞の中に運ばれなくなって、血液のなかにあふれてしまう→血液中のブドウ糖濃度が適切な範囲を超えて上昇してしまう病気です。...続きを読む

糖尿病とはどう付き合っていけばよいのでしょうか?

「糖尿病を良くしなければならないことはわかるけど、でもそのためには食べたいものを我慢して、つらいことばかりではないの?」上達や長続きするコツは、「できるだけ楽しく付き合っていくこと」です。...続きを読む

『HbA1c』と『空腹時血糖値』との違いは?

糖尿病の患者さんは来院時に空腹時血糖値とヘモグロビンエーワンシーを測ることが多いと思います。これはどのような意味を持っているのでしょう。意味を知っていると糖尿病の付き合い方も変わってきますよ。...続きを読む